序盤から圧倒的にボールを支配した日本は、ニュージーランドゴールを次々と襲う。20分、右サイドの高い位置でボールを奪った石毛秀樹がドリブルで侵入し、GKの頭を越しにシュートを放ち先制点を奪うと、22分にはロングフィードに抜け出した早川史哉の折り返しをまたしても石毛が決めて2点目を奪う。

勢いの止まらない日本は、32分にも石毛のシュートのこぼれ球を早川が詰めて3点目を挙げると、42分にはオウンゴールで追加点を奪い、前半だけで4点のリードをつける。

後半に入っても日本の圧倒的なボール支配は変わらず。56分、室屋成の折り返しを南野拓実が決めて5点目を奪うと、80分には秋野央樹のスルーパスを受けた早川がこの日2点目となるゴールを決めて、6－0とした。

中田英寿や宮本恒靖、松田直樹らを擁した1993年大会では決勝トーナメント1回戦(ベスト8)で敗れているため、この勝利は日本史上初となる決勝トーナメントでの勝利となっている。

歴史的勝利でベスト8へと駒を進めた日本は現地3日、エクアドルを下したブラジルと対戦する。