« 紀尾井町 福田家 | 表紙へ戻る | 松山 銀座 日本料理店 »

2015年01月07日

パリの新聞社シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)襲撃 12人死亡 イスラム教風刺で物議

風刺画が売り物のフランスの週刊新聞「シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)」の事務所が7日、自動小銃を持った男らに襲撃された。少なくとも記者ら12人が死亡、数人が重体となった。
同紙は、イスラム教を風刺するイラストで物議をかもしてきた。フランソワ・オランド(François Hollande)大統領は「野蛮なテロ行為だ」と批判した。

JE SUIS CHARLIE(私はシャルリー)
1.jpg

 7日午前11時半(日本時間同日午後7時半)ごろ、黒い目出し帽をかぶった男らが、パリ中心部に近い同紙の事務所に押し入り、カラシニコフと見られる自動小銃を乱射したという。建物の外に出た後も銃を放ち、車で逃走した。仏政府によると容疑者は3人だといい、捜査当局が行方を追っている。死者のなかには2人の警官も含まれている。

 容疑者らは重装備で、自動小銃の扱いにも慣れていることから、米CNNは専門家の見方として「軍隊式の訓練を受けているのではないか」と報じた。

 AFP通信によると、同紙は編集会議中だった。犠牲者には風刺漫画家や記者ら5人が含まれ、うち1人は同紙の発行人も務めるステファン・シャルボニエ氏だった。

 オランド大統領は現場に駆けつけ、「新聞社、つまり表現の自由への攻撃だ」と厳しく批判。「野蛮なテロ行為にほかならない。フランスは団結した国だと示さねばならない」と呼びかけた。政府は対テロの警戒情報を、最高レベルに引き上げた。オペラ座周辺など、日本人も含めて世界中から観光客らが集まるパリ中心部にも小銃を持った警官らが配置されている。

 襲撃犯らは特定されておらず、動機も不明なままだ。ただ、仏メディアによると、犯人らが「(イスラム教の)預言者(ムハンマド)の復讐(ふくしゅう)だ」と叫んだのを聞いた人もいる。イスラム過激思想に影響を受けているのではないか、との見方が強い。

「シャルリー・エブド」は数万部を発行。これまでも、ムハンマドを女性に見立てた半裸のイラストを掲載するなどし、イスラム団体などに激しく批判されてきた。2011年には、火炎瓶が投げ込まれて事務所が全焼した。イスラム過激派の標的になっているとして、7日も仏当局が警備を続けていたという。

 フランスは昨年、米国に続いて過激派組織「イスラム国」への空爆に踏み切った。これに対し、「イスラム国」との連帯を主張する組織が9月、アルジェリアでフランス人男性を誘拐、殺害する事件が起きた。

 欧州では、「聖戦」の名のもとにシリアやイラクに渡る若者が後を絶たない。フランスでは「予備軍」も含めて1千人規模にのぼるとされる。12月末には「神は偉大なり」などと叫んで歩行者らに車で突っ込む事件が重なり、治安当局は警戒を強めていた。(パリ=青田秀樹)

朝日新聞デジタル 1月7日(水)20時34分配信

投稿者 首相の晩餐マスター : 2015年01月07日 23:55

にほんブログ村に参加しています。記事が役に立ったらクリックしていただくと嬉しいです。
にほんブログ村 グルメブログ 食いしん坊へ にほんブログ村 政治ブログ 議員応援・議員批判へ

  






Copyright © premier.oops.jp All Rights Reserved.