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2014年09月03日

自民幹事長に谷垣氏=小渕氏経産、塩崎氏厚労、高市氏総務―内閣改造・党役員人事


 安倍晋三首相は2日、自民党幹事長に谷垣禎一法相(69)を起用する意向を固めた。首相は3日、第2次政権発足後初めてとなる内閣改造・自民党役員人事を断行する。総裁経験者の幹事長起用は前例がなく、首相は重厚な布陣により挙党態勢の強化を目指す。
 谷垣氏は当選11回。自民党が野党に転落した2009年、総裁に就任。消費税率の引き上げに関しては野田佳彦前首相に協力したが、民主党政権への対決姿勢を貫き、政権復帰に貢献した。ただ、首相が勝利した12年の党総裁選では、最終的に出馬を断念した。
 谷垣氏はリベラル色が強く、保守的な首相と思想的には距離がある。日中関係の改善なども課題となる中、党の結束を重視し、谷垣氏起用に踏み切ったとみられる。

 改造人事では、経済産業相に小渕優子元少子化担当相(40)、総務相に高市早苗政調会長(53)、厚生労働相に塩崎恭久元官房長官(63)、復興相に竹下亘衆院議員(67)がそれぞれ内定した。農林水産相には西川公也衆院議員(71)が起用される。

 新設する地方創生担当相には石破茂幹事長(57)、同じく新設する安全保障法制担当相には防衛相との兼務で江渡聡徳前防衛副大臣(58)がそれぞれ就く。山谷えり子参院政審会長(63)は拉致問題担当相、松島みどり衆院議員(58)は法相で初入閣。有村治子参院議員(43)の入閣も固まり、女性閣僚は過去最多に並ぶ5人となる。山口俊一衆院議員(64)も入閣する。

 また、当初は文部科学相が兼務する五輪担当相を切り離し、遠藤利明衆院議員を充てる方向だったが、当面は下村博文文科相(60)が兼務することとなり、遠藤氏の今回の入閣は見送られた。政府内では、秋の臨時国会で閣僚枠を拡大する法改正を行った上で、同氏を五輪担当相とする案が出ている。

 政権の中枢を担う麻生太郎副総理兼財務相(73)、甘利明経済再生担当相(65)、菅義偉官房長官(65)は留任。岸田文雄外相(57)、太田昭宏国土交通相(68)も続投させる。
 党人事ではこのほか、政調会長に稲田朋美行政改革担当相(55)、総務会長に二階俊博衆院予算委員長(75)を起用する。高村正彦副総裁(72)、細田博之幹事長代行(70)は続投。選対委員長は河村建夫氏(71)再任の方向だったが、茂木敏充経済産業相(58)を充てる。
 首相は3日午前に党三役を決定。午後に菅官房長官が新たな閣僚名簿を発表する。皇居での認証式を経て、同日夕に第2次安倍改造内閣が発足する。


時事通信 9月2日(火)22時50分配信

投稿者 首相の晩餐マスター : 2014年09月03日 08:46

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