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2014年01月23日

ダボス会議 安倍首相 基調講演で法人減税「競争的なものに」表明

スイスを訪問中の安倍晋三首相は22日午前(日本時間22日夜)、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が開かれるダボスに到着した。
22日午後(日本時間23日未明)、ダボス会議の開会式で日本の首相としては初めて基調講演し、「日本経済は長く続いたデフレから抜け出ようとしている」と安倍政権の経済政策「アベノミクス」をアピール。
外国企業の対日投資を促すため「今年、さらなる法人税改革に着手する」と表明した。

安倍晋三首相が、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で行った基調講演の要旨は次の通り。

日本経済は、長く続いたデフレから抜け出ようとしている。今年は春に賃上げがあるだろう。賃金上昇で消費が伸びる。財政状況も着実に改善し、財政健全化の軌道に乗りつつある。五輪があと6年で東京に来ることも人々の心を明るくした。

 昨年終盤、大改革をいくつか決定した。電力市場を完全に自由化する。医療を産業として育てる。コメの減反を廃止する。国家戦略特区が動き出す。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は経済政策の主柱だ。

 法人税率を4月から2.4%引き下げる。企業のキャッシュを設備投資、研究開発、賃金引き上げへ振り向けさせるため、異次元の税制措置を断行し、さらなる法人税改革に着手する。

 いまだに活用されていない資源の最たるものが女性の力だ。2020年までに指導的地位にいる人の3割を女性にする。

 日本は世界の平和に対し、これまで以上に積極的貢献をなす国になろうとしている。

 アジアは世界の成長センター。繁栄の基礎となるのは人や物の自由な往来だ。国際公共財を安全で平和なものとして守り抜く唯一の手段は法による秩序を揺るぎないものとすることだ。必要なのは緊張でなく信頼、武力や威嚇でなく対話と法の支配だ。軍事予算を徹底的に透明にし、検証可能な形で公表すべきだ。

 「アベノミクス」で活力ある日本を作り出し地域と世界に平和と繁栄をもたらしたい。

投稿者 首相の晩餐マスター : 2014年01月23日 05:47

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