第４戦でシリアに敗れて2位に転落したものの、第５戦でマレーシアに勝利して再び首位に浮上していた日本。
引き分けでも五輪出場が決まるが、敗れるとグループ2位でのプレーオフ行きの可能性も出てくる中でバーレーンとの最終戦に臨んだ。

ホームの声援を受ける日本は、負傷から復帰してきたMF清武弘嗣、追加招集ながらスタメンに抜擢されたFW大津祐樹らを中心に前半からバーレーン陣内に攻め込む。しかし、わずかながら五輪出場の可能性を残すバーレーンも粘って得点を許さず、０-０で前半が終了する。

引き分けでも問題ないが、勝利してスッキリと五輪出場を決めたい日本は、後半に入って攻撃開始。
まずは55分、左サイドを突破したFW原口元気の低いクロスに扇原貴宏が華麗なボレーで合わせてネットを揺らし、待望の先制点をモノにする。さらにその4分後には、A代表でも活躍する清武が右足でシュートを叩き込んで追加点を挙げ、五輪をほぼ確実なものに。その後は得点を奪えなかった日本だが、しっかりと最終戦を勝利で飾って五輪出場を決めてみせた。

＝U-23日本代表出場メンバー＝
権田修一；比嘉祐介、鈴木大輔、酒井宏樹、濱田水輝、東慶悟、山口螢、扇原貴宏（90分：山村和也）、清武弘嗣（76分：永井謙佑）、原口元気、大津祐樹（82分：齋藤学）