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2008年08月22日

北京五輪・陸上400mリレー銅メダル トラック競技80年ぶり男子初快挙

陸上は8月22日、男子400mメートルリレー決勝で日本(塚原直貴(23)=富士通、末続慎吾(28)=ミズノ、高平慎士(24)=富士通、朝原宣治(36)=大阪ガス)が38秒15で3位に食い込み、銅メダルを獲得した。日本勢が五輪のトラック種目でメダルを獲得したのは1928年アムステルダム大会女子800メートル銀メダルの人見絹枝以来、80年ぶり2度目。男子では史上初の快挙となった。

陸上では今大会初めてのメダルで、男子ハンマー投げ5位の室伏広治(ミズノ)、この日の男子50キロ競歩で7位に入った山崎勇喜(長谷川体育施設)に続く入賞。

ジャマイカが37秒10の世界新記録で優勝。3走のウサイン・ボルトは100メートル、200メートルと合わせ3冠を達成。すべて世界新で飾った。五輪1大会でこの3種目の金メダルを獲得したのは1984年ロサンゼルス五輪でのカール・ルイス(米国)以来。

男子1600メートル予選で日本(安孫子充裕、為末大、堀籠佳宏、成迫健児)は3分4秒18で2組6着に終わり、決勝に進めなかった。女子1600メートルリレー予選でも初出場の日本(久保倉里美、丹野麻美、木田真有、青木沙弥佳)は3分30秒52で1組8着に終わり敗退した。女子5000メートル決勝はティルネッシュ・ディババ(エチオピア)が15分41秒40で優勝し、1万メートルとの2冠。(北京時事)(2008/08/23-00:54)

ゴールを駆け抜けた後、アンカーの朝原はすぐに電光掲示板を見据えた。手応えはある。でも分からない。まだか、まだか…。浮かび上がったのは『3・JAPAN 38・15』。確認すると朝原はバトンを高く空中に放り投げ、そして駆けつけた第3走者・高平とガッチリ抱き合った。4人の男たちが夢を叶えた瞬間だった。

号砲から第1走者の塚原が一気に仕掛けた。果敢に先頭争いに加わると、第2走者の末続へ。エースも本来の加速を見せ、ジャマイカ、トリニダードトバゴの先頭集団に喰らいつく。第3走者の高平は、今大会で百メートル、二百メートルの世界新を樹立したボルトに一気に離されたが、それでも粘りの走りでメダル圏内に踏みとどまった。

そして最後は朝原。「体がどこまで持つか不安もあったけど、絶対気持ちで負けたくなかった」。百メートルでの失速が頭をよぎる。それでも、ここでやらなきゃ男じゃない。卓越したコーナーリングで4位以下を引き離すと、最後の直線では一時2位に上がる快走。自らの最高の走りをトラックに刻み込んだ。

みんな個人競技では結果が出なかった。塚原が百メートルで準決勝進出した以外は予選落ちの連続。それでも、だからこそメダルのかかるリレーに向けて、気持ちを切り替えてきた。ここ3日間は夕食後、世界との差をどう埋めるかを5時間も議論した。その場にいた為末大は「パンパンに張り詰めて割れそうな風船みたい。でもそういう状況が一番力が出る」と説明。悲願のメダルに向けて、男たちは一丸となった。

1年前、大きな決意で臨んだ大阪世界陸上ではアジア記録を塗り替えての5位。悔し涙を流した朝原は北京だけを見つめた。「もう最高です。最高に気持ちよかった。言うことないです」と。これが集大成のレースと決めていた。日の丸を身にまとい、メダル獲得国とともにウイニングラン。9万人から降り注ぐ歓声を浴びながら、“鉄人スプリンター”はただ、うれしそうに笑っていた。

投稿者 首相の晩餐マスター : 2008年08月22日 23:51

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