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2007年12月11日

福田首相 公邸への引越しも越年

福田康夫首相の公邸への転居計画が暗礁に乗り上げている。首相自身は就任当初、早期の引越しに意欲をみせていたが、「ねじれ国会」を受けた厳しい政権運営に加え外交日程が立て込んだこともあり、公邸への転居も越年になる見通しとなった。就任から2カ月半を経過しており、首相の危機管理意識を問う声も出ている。
12月11日10時26分配信 産経新聞

首相は9月26日の就任以来、東京・野沢の私邸から首相官邸に出勤している。“通勤時間”は公用車で25分前後だが、非常時にはこのわずかな時間こそが、国家の命運を左右する事態にもなりかねない。

公邸入りのメリットは大きい。官邸までの移動時間が省けるほか、首相を狙ったテロ行為に対しても万全の警備態勢が敷ける。公邸は24時間、情報収集できるなど官邸に準じた執務機能を有しており、非常事態への即時対応が可能だ。首相の健康を管理する医師も常駐している。

首相はすでに大半の家財道具の公邸への搬入をすませており、貴代子夫人と一緒に公邸の下見をした10月13日には「早く来ないといろんな人に迷惑かかるから」と記者団に語り早々に入居する考えを示していた。

ところが、民主党の小沢一郎代表との党首会談や新テロ対策特別措置法案への対応に追われる一方で、米国、シンガポールへの訪問といった外遊も重なり、転居の時機を逸してしまった。

「外遊前や国会があわただしいときなど、首相が熟慮を要する時期の引っ越しは難しい」(首相秘書官経験者)とされ、年内には平成20年度予算編成を控えているほか、中国訪問も希望しており、転居の見通しは立たないままだ。

官邸筋は「首相は公邸だと落ち着かないから、引越しが遅れているのではないか」と説明するが、かつて官房副長官として新官邸の整備計画を手がけた古川貞二郎氏は「公邸は危機管理や迎賓など公的機能も充実させてある。官邸と公邸が一体となった『新首相官邸』に整備したのだから、早いうちに入るべきだ」と指摘している。

■歴代首相の就任から公邸入りまでの日数(敬称略)
細川護煕 12日
羽田孜 1日
村山富市 4日
橋本龍太郎 12日
小渕恵三 10日
森喜朗 113日
小泉純一郎 11日
安倍晋三 61日
福田康夫 ?

投稿者 首相の晩餐マスター : 2007年12月11日 23:06

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