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2007年09月12日

「局面転換せねば」=テロとの戦い新総理の下で-安倍首相、会見で辞任表明

「自らがけじめを付けることで、局面を打開しなければならない」。安倍晋三首相は9月12日午後、東京・永田町の首相官邸で緊急の記者会見に臨み、辞任を決意した経緯を説明した。インド洋での海上自衛隊の給油活動継続に「職を賭す」と表明してからわずか3日。局面の「打開」と「転換」を何度も繰り返したが、疲労の色は濃く、目には光るものがあった。
 安倍首相が官邸の会見室に姿を見せたのは午後2時。「本日、総理の職を辞するべきだと決意をした」と切り出した。これまでを振り返り、「戦後レジーム(体制)からの脱却」に取り組んできたことを強調。懸案の給油活動継続については「一身をなげうつ覚悟で全力で努力すべきだと考えてきた」と訴えた。
 「改革を進めていく」。その決意で7月の参院選惨敗後も続投、内閣改造を行ったと説明したが、「今の状況で国民の支持、信頼の上に、力強く政策を前に進めるのは困難」と発言。「自らけじめを付けることで局面を転換しなければ」と述べると、苦渋の表情を浮かべた。
 これまで「テロとの戦い」を強調してきた首相。「新たな総理の下で、戦いを継続していくことを目指すべきではないか」と話したが、目は潤み、言葉に力はなかった。 

9月12日18時1分配信 時事通信

投稿者 首相の晩餐マスター : 2007年09月12日 23:59

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